ビタミンKと食べ物

スポンサーリンク

ビタミンKと食べ物について

ビタミンKは、緑色の野菜や海草に多く含まれています

ただ、ワーファリンに対するビタミンKの作用ばかりに気をとられて
緑黄色野菜を禁止するのは、栄養上の観点からも問題があります。

医師からも言われたワーファリン服用上の注意点は以下です。

  • 納豆、青汁、クロレラは食べない
  • 緑色の野菜や海草類は食べ過ぎない量を、健康的に食べる

1日のビタミンK摂取量を過量でない範囲で一定にして
一時的な大量摂取を避けます。

どの食べ物にビタミンKが多く含まれているのか全く知らずにいると
本人にはそんなつもりがなくても、
知らないうちにビタミンKを過量に摂取してしまう可能性があります。

私は夫がワーファリン(ワルファリンカリウム)を服用するようになった当初は
逆に神経質なまでに食べ物のビタミンK含有量が心配になってしまい、
献立を考える度に「食品成分表」で食材のビタミンK含有量を調べてしまっていました。

今、当サイトを見て下さっている方の中には
あの頃の私と同じように、
食べ物のビタミンK含有量が気になって仕方のない方もいるかと思います。

どの食材に、どの位のビタミンKが含まれているのかを知れば
安心して献立を考えられるのではないでしょうか。

ですので、他のページでは
野菜のビタミンK含有量」、「海藻のビタミンK含有量」、
お茶や肉・魚、油などその他食材のビタミンK含有量」を
それぞれ表にしてみたので、よろしかったら参考にしてみて下さい。

(各表のビタミンk含有量は文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会による
「五訂増補日本食品標準成分表」に準拠しています。)

なお、以下の食材はビタミンK含有量が少ないので省略させていただきます。

  • 穀類(白米、玄米、小麦、そば粉など)
  • いも類(じゃがいも、さつまいも、でん粉など)
  • 砂糖類(砂糖、黒砂糖、はちみつ、メープルシロップなど)
  • 果実類(いちご、みかん、柿、キウイフルーツ、梨、ぶどう、りんご、桃など)
  • きのこ類(シイタケ、舞茸、マッシュルーム、松茸など)
  • 乳類(牛乳、ヨーグルト、ホイップクリーム、チーズなど)
  • アルコール飲料類(清酒、ビール、ワインなど)

▲ページの先頭へ戻る

μg(マイクログラム)の計算

ビタミンKの含有量を表記する際に使われている単位「μg(マイクログラム)」について。

1μgは1mgの1000分の1です。
1μg=0.001mg
1000μg=1mg

例えば、3.5μg=0.0035mgとなります。

▲ページの先頭へ戻る

食材の重量の計算について

大さじ1は、計量スプーン大さじ1杯分を指しています。(水ですと大さじ1は、15ml)
小さじ1は、計量スプーン小さじ1杯分を指しています。(水ですと小さじ1は、5ml)
1カップは、計量カップ1カップ分を指しています。(水ですと1カップは200ml)

大さじ1の計量スプーンに水を入れると、水は15mlなのですが
大さじ1の計量スプーンに、
例えば小麦粉を入れたとしてもそれは大さじ1杯は15gではありません。
(小麦粉は大さじ1で、9gです。)

例えば、抹茶の量を計量する場合は大さじ1杯ですと抹茶は15gではなく、6gです。
食材によって重量が変わってくるので、その点を勘違いしないように気をつけて下さい。

計量スプーン・計量カップは目安としては便利なのですが
キッチンスケールで計測した方が、何gなのかは分かりやすいと思います。

▲ページの先頭へ戻る

ビタミンK含有量の表について

人によっては、ビタミンK含有量の表を見て
「これはビタミンKが多いから食べてはいけない」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、
そんな風に思わせてしまうために表を作った訳ではないのですよ。

繰り返しになりますが、
医師から言われたワーファリン服用上の注意点は
「納豆、青汁、クロレラは食べない」と
「緑色の野菜や海草類は食べ過ぎない量を、健康的に食べる」です。

例えば、しその葉は100gでビタミンKが690μgですが
しその葉は1枚につき約1gしかありません。

ですので、しその葉を大量に使った食事には注意が必要ですが
料理のアクセントとして、ごく少量を使った食事にまでは
我が家ではあまり気にし過ぎないようにしています。

これは、パセリやバジルも同様で
少量をアクセントに振りかけたりする分には気にしていません。

例えば、乾物の「カットわかめ」は100gでビタミンKが1600μgですが、
これはお料理をする方だとイメージが出来ると思うのですが
「カットわかめ」は水に浸けるとボリュームがかなり増えます。

ですので、わかめのお味噌汁を作るとしても
実際に使う量は一人前で約1g位だったりします。
(お味噌の塩分には注意が必要ですが。)

極端な例ですが、ダイエット中の女性が
カロリーの低い食材でお腹をいっぱいにしようと
わかめサラダを毎日大量に食べ続けるとしたら、
それはビタミンKの量が心配になってきます。

ですので、どの食材にはビタミンK含有量が多いのか、
それをご自身で把握しておけば
「この食材は食べ過ぎなければ大丈夫」、
「この食材なら、いくら食べても大丈夫」、
「今日の夕食は、サラダにビタミンKが多めに入っているから
メイン料理はビタミンKが控え目の献立にしよう」、など・・・・
ご自分で適切にコントロールしていけるのではないかと思うのです。

そのために参考になればと作った表なので、
“食べてはいけない表”ではなく
知識をつけるための表として参考にしてもらえたらと思います。

▲ページの先頭へ戻る

ビタミンKの一日の摂取量について

ビタミンKの1日の摂取量はどの位が良いのか
具体的な数値で知りたい方もいるかと思うのですが、
私にはその数値は分かりません。

私達夫婦も具体的な数値は医師から指示されていなくて、
「食べ過ぎない量を、健康的に食べる」と指導されている状態です。

同じ量の緑黄色野菜を食べたとしても
個人の体質によって栄養の吸収状態なども違ってくるでしょうから、
一概に何μgとは言えないのかもしれませんね。

ワーファリンの効き方も個人の体質によって違ってきます。

だからこそ、きちんと血液検査を受けて医師の指導の元
ワーファリンの効き目を適切にコントロールしていくことが大切なのだと思います。

前置きが長くなりましたが、
それでも目安として少しでも知っておきたいという方もいるのではないかと思うので、
ビタミンKの数値について書いてあるサイトをご紹介しておきます。
詳しくは、各リンク先をご参照下さい。

(もちろん他にもサイトはありますので、ネットで検索してみて下さい。)

サイトによって数値などにバラつきがあるので、
比較しやすいように以下に抜粋しておきます。

エーザイ
『食品からのビタミンK摂取量が一日250μgの時、影響がなかったという報告があります。
また、ほうれん草など比較的ビタミンK含有量が多い野菜で、
一日250gを一週間続けて摂取した場合に、
ワーファリンの効果が減弱したという報告があります。』

静岡県立大学グローバルCOEプログラム
『安定した抗凝固状態を得るためには、約80μg/日のビタミンK摂取が理想的であり、
ビタミンK摂取の変動幅は250μg/日以内にする

また、ビタミンKの豊富な食品の消費を制限するだけでなく、
食事からのビタミンK摂取を一定にすることが重要である。』
『1日のビタミンK摂取量が250μgを超える場合、有害作用のリスクが高まる可能性が考えられる』

ネットワーク調剤アップル薬局
『ビタミンK100μg/日連日摂取ではPT-INRが0.2減少するが、臨床的には許容範囲とされる。
ビタミンK250μg/日単日摂取では影響は少ないが、
1週間連日摂取により治療域逸脱の報告がある。』

北大病院薬剤部
『1日50〜200μg程度のビタミンKを毎日摂取していても
INR値がワルファリン治療域から外れる可能性は少ないとされていますが、
250μg以上のビタミンKを毎日摂取すると治療域から外れる可能性が高くなります。』

スポンサーリンク

▲ページの先頭へ戻る