ワーファリンと納豆

ワーファリンと納豆について

今更言うまでもない事かと思いますが、
ワーファリン(ワルファリンカリウム)を服用している方は納豆を食べてはいけません

納豆に含まれる酵素である「ナットウキナーゼ」には血栓を溶かす作用があると言われていて、
そういった内容をテレビや本などで見た方も多いかと思います。
(ただネットなどで調べてみると、血栓を溶かすナットウキナーゼは
血液中にほとんど吸収されないと主張する人もいて
この血液サラサラ効果というのは、私にはどこまでが真実なのかは分かりません。)

「血液サラサラ」というのだけを聞くと、納豆好きの方は
「だったら血栓の予防を目的としているワーファリンと同じ目的のはずだから
納豆を食べても良いのでは・・・・?」と思ってしまうかもしれませんが、それは違います。

納豆には血液をサラサラにすると言われているナットウキナーゼ(どこまで真実なのかは不明)と、
ワーファリンの効き目を弱めてしまうビタミンKの両方が含まれています。

ビタミンKがワーファリンの効き目を弱めてしまうので(詳しくは他の各ページをご参照下さい。)
ビタミンKが多く含まれる食品は、ワーファリン服用者にとって注意が必要なのですが
納豆はこのビタミンKの含有量がとても多いです。

納豆の納豆菌は細菌の中でも特にビタミンK合成能力が強く
納豆菌が腸内でビタミンKを産出してしまいます。

この納豆の作用によりワーファリンの効果が著しく低下してしまうので、
ワーファリン服用者は納豆は食べてはいけないと言われています。

また、前述したナットウキナーゼに血液サラサラ効果があるとした場合でも
ナットウキナーゼの抗血栓作用よりもワーファリンの作用の方がはるかに強いので
抗血栓作用をナットウキナーゼに期待して
ワーファリンの服用中に納豆を食べるという選択肢は考えられません。

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納豆のようにネバネバしている食べ物や、大豆について

同じようにネバネバしている食べ物では
とろろやオクラなどがありますが、これらは食べても大丈夫です。
(ネバネバが問題なのではなくて、納豆菌が問題なのです。)

参考までに、オクラは生ですと100g中に71μgのビタミンKが含まれています。
山芋(いちょう芋、大和芋、長芋、じねんじょ)は100g中ビタミンK含有量は0μgとなっています。

また納豆の原料である大豆ですが、これも食べても大丈夫です。
(産地国によって大豆は栄養素が異なるのですが、
国産大豆の場合は大豆(乾)100g中に18μgのビタミンkが含まれています。)

同じように、大豆が原料となる豆腐ですが、これも食べて大丈夫です。
(木綿豆腐は100g中に13μ、絹ごし豆腐は100g中に12μgのビタミンkが含まれています。)

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